肩のこらないお身体づくりを。
「肩こり」といっても、原因はさまざまです。肩こりの原因や症状をひもとき、その対策と実際の治療例を解説いたします。
肩こりの原因
一般的な肩こりとは、首・肩の周辺の筋肉が緊張・疲労することで血行が悪くなるために起こるものです。
肩こりの原因として考えられる代表的なもの
○長時間のPC作業
・同じ姿勢による血行不良
・眼精疲労
・PCを見るときに首が前に出た姿勢になりやすい
○冷え性
○運動不足
○更年期障害
○体型を補正する下着によって、身体を締め付ける
○ネックレス、イヤリング等の大きめのアクセサリー着用
○衣服が重く、肩に負担がかかる
○歯のかみ合わせが悪い
○ストレスがある
○内臓の不調
○なで肩・首が長い・首が細いなど、体型の影響(女性の方が肩がこりやすい)
肩こりの症状
疲労の蓄積によって起こる肩こりは、
○頭が重い
○頭痛
○吐き気
○めまい
○自律神経失調
○眼精疲労
○寝違え
○睡眠の質の低下(寝つきが悪い、眠りが浅い)
などの症状を伴うことがあります。
首や肩にこりがあると、そのこりがある部位で自律神経の障害になり、交感神経(活動的なときに働く神経)と副交感神経(リラックスする時に働く神経)の働きが滞るため、上記のような症状がおこりやすくなります。
肩こりに対するトリートメント方法
カリスタにも肩こりを改善するためにお越しくださる方が多いですが、「肩こりがひどい」と思っている方の多くは、首もこっている方がほとんどです。
カリスタでは、「もっとも気になる症状は肩こり」と言ってお越しくださった場合でも、すぐに肩に鍼をすることはありません。おひとりおひとり、体格や体質、その日の体調によってお身体の状態は異なるため、肩こりの起こる原因はさまざまです。問診、触診、脈診、腹診などを元に、頭、首、デコルテ、腕、お腹、脚のツボの状態を診ながら鍼とお灸を組み合わせた、オーダーメイドの施術を行っています。肩こりは首や腕の血行を促し、こりをほぐすことで改善され、背中のこりや、目の疲れなども同時に楽になるケースが多いです。
肩こりは、放置するほど、痛みに対する感受性が鈍くなり、だんだんこりを感じにくくなりますので、肩こりを感じなくても、頭痛やめまい、目のかすみ、視力の低下、眼精疲労、頭が重い、耳鳴りなどの症状がある場合は、施術をお受けいただくことをおすすめします。
トリートメント例
カリスタでは どのコースも、仰向け、うつぶせ、座位の3つの姿勢で施術をさせていただいています。お身体の状態を診て施術を行うため、お一人お一人施術内容が異なりますが、基本的なトリートメント例をご紹介させていただきます。
■お客様:30代女性
■症状:仕事中のPC操作により、夕方になると毎日頭痛が起こり、頭痛薬を連日服用中のため、首・肩こりと頭痛を改善したいとご来院になりました。
■トリートメント内容:
脈とツボ状態を診ながら、冷えて力のないツボ(ツボがくぼんでいる場合が多い)にはお灸を、こっているツボには主に鍼を使って施術をします。PC操作により、姿勢が前傾しやすく、首が前にでやすい状態で、首肩の血行不良と、お腹と足の冷えがよくわかりました。
【仰向け】
お腹と足にお灸、頭・首・腕、脚に鍼をおきます。
【うつぶせ】
腰と足にお灸を、脚や背中、首には鍼をおきます。
【座った状態】
首の動きを確認し、首と腕、肩の滞りのみられるところに鍼をします。
首や肩の動きがスムーズになり、違和感がなくなった状態になったことを確認し、施術は終了です。
カリスタおすすめの施術
カリスタでは肩こり改善として、鍼灸治療コースをご用意しております。
はじめての方は、CALISTA一番人気「粋華(すいか)」トライアルコースで、
肩こり改善をしませんか?
【本コラムの監修】
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)
・経歴
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。
・所属
伝統鍼灸学会
全日本鍼灸学会
日本鍼灸師会
東京都鍼灸師会